今回ご紹介するジェーン・スーさんの著書「貴様いつまで女子でいるつもりだ問題」の内容は
- 「社会経験と知恵と小金を備えた女たちが女子!と騒ぎ出すことは暴動である」
- 「三十路の心得十か条」
- 「ババアの前にオバサンについてはっきりさせよう」
- 「粉チーズが高い」
- 「桃を売るおじさんから学ぶウェブマーケティング」
などなど、誰かと話したいけどわざわざトピックにするような話でもないことがメイン。
日々、現実を生きることに疲れた30代女性がうなずける、こんな話を誰かとしたかった!という願望がつまったエッセイから、素敵な40代になるための生き方を学んでみようと思います。
「こんな30代になるつもりじゃなかった、40代が怖い」という女性必読です。
基本的には30代の独身女性向けですが、これから40代を迎える20代・30代・既婚の方でも楽しめる内容でおすすめ!
ジェーン・スーさんの著書「私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな」についてもここで語っております。
ジェーン・スー著「貴様いつまで女子でいるつもりだ問題」三十路の心得
三十路の心得十か条の中には、40代に足を突っ込んだジェーン・スーさんからの「今思えば30代でやっておけばよかった」という内容が書かれています。
身近な人に「若いうちにやっておくといい」と言われても素直にうなずけないこともあるでしょう。
しかしジェーン・スーさんは「なぜやっておけば良かったと思ったのか」、自分の考え+40代の今思う後悔+やってよかったことなど、理論的に伝えてくれています。
30代女性はとりあえず読んでみて、取り入れるかどうか検討すると良い40代が迎えられそうです。
大金を自分のために使えるのは今だけ!
失恋したら読みたい「女友達がピットインしてきました」「ノーモア脳内リベンジ」
いい大人ですから、手痛い失恋のひとつやふたつあるのが30代。
私も数年前にありました。その時に救われたのは、「貴様いつまで女子でいるつもりだ問題」の中にある項目
- 「女友達がピットインしてきました」
- 「ノーモア脳内リベンジ」
この2つです。
「女友達がピットインしてきました」では、失恋した女友達への手紙のような内容。
「ノーモア脳内リベンジ」では、松任谷由実さんの「Destiny」の歌詞の世界観と、SNSが発達した現代は元彼沼から抜け出せないことについて比較しています。
「女友達がピットインしてきました」で優しく包まれ、「ノーモア脳内リベンジ」では「わかる、あるある」とボヤきつつ、どうにか時間の経過で風化させるべく悪戦苦闘する手助けとなってくれました。
この項目は、20代女性もぜひ読んで欲しい!
ジェーン・スー著「貴様いつまで女子でいるつもりだ問題」で刺さる言葉
人として、女性として生きていると、言葉にならないモヤモヤはいくつもあります。
それを言語化してくれるジェーン・スーさんの本を読むことで、そのモヤモヤを少しは昇華させられました。
155ページの一文を引用します。
十代から三十代半ばまで、私は男たちの恋愛対象内外に(主に外に)放り込まれてきました。私の意思とは関係なく、出荷前の野菜のように、勝手に選別されてきました。あれは本当に居心地の悪いものだった。
好きでもない人間から、酔った勢いで急に女(または男)として見られないだとか、性的にありかなしかでジャッジされたりとか、男女限らず出荷前の野菜のような居心地の悪さを感じてきたという方も多いでしょう。
でも、人に話せば「気のせい」「自意識過剰」と言われるのでは……と、胸の内に秘めてしまいがち。
そんな孤独な心を分かってもらえたと嬉しくなります。
自分に刺さる言葉をぜひ見つけてください。
まとめ・ジェーン・スー著「貴様いつまで女子でいるつもりだ問題」を独身30代女性に捧ぐ
30代独身女性向けジェーン・スー著「貴様いつまで女子でいるつもりだ問題」をご紹介しました。
お買い得な文庫本や302円で電子書籍も購入できるなど、お得に楽しめる本となっています。
発売は2014年ですが、2020年になっても問題なく楽しめる不変の「女子会」が楽しめる1冊。
タイトルに少しでもひっかかったら、ぜひ読んでみてください!